車をオークションで売却するのはどう?メリットやデメリット、出品手順などを徹底解説

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を売却する方法は買取査定だけでなく、オークションに出品する手もあります。オークションなら業者を挟まずに売却できるので、高額買取に期待できます。

ただ、「オークションで車を売るのは実際どうなのか」「出品するやり方がわからない」といった不安を抱える人も多いでしょう。

そこで本記事では、車をオークションで売却するメリットやデメリット、出品方法などを解説していきます。オークションで車の売却を検討している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事で分かること
  • メリットは電話対応や交渉の手間を省いて高価買取しやすいこと
  • デメリットは買い手が見つかるまで時間がかかるケースがあること
  • 確実に、なるべく早く売るなら買取業者の利用がおすすめ

車売却のオークションサービスとは

そもそも車売却のオークションとは、車を出品できるサービスのことです。最低売却価格を設定し、個人やディーラーなどから入札された金額で車を売ります

車売却のオークションは、主に「オートオークション」と「個人オークション」の2種類があります。

車売却のオークションは2種類ある

オートオークションとは
個人オークションとは

オートオークションとは

オートオークションは買取業者が利用できる会員制の会場で、一般人は利用できません

業者に手数料を支払えばオートオークションに出品できますが、価格相場の変動が激しいので、車種によっては売れない可能性があります。

個人オークションとは

対する個人オークションサービスは、基本的に誰でも利用できます。Webサイトを経由して出品申請した後に入札されるのを待つ流れです。

個人で車を売却できるオークション会場は、Yahoo!オークションやクルマクションなどが挙げられます。

車をオークションで売却するメリット

車をオークションで売却するメリットをまとめると、主に以下の3つです。

電話対応が少ない

車をオークションで売却するメリットは、電話対応が少ない点です。

一般的な買取業者に依頼して車を売る方法だと、査定日時や契約内容の確認などがあるので、利用業者から何度も電話がかかってきます。一括査定サイトであれば、電話対応の頻度がさらに増えるでしょう。

その点、オークションであれば電話対応するのは入札者やオークションサービス運営者くらいで、かなり少ないです。また、売買終了後に営業の電話が頻繁にかかってくることもありません。

「電話対応に苦手意識がある」「営業電話にストレスを感じる」という場合において、電話対応が少ないオークションサービスは嬉しいメリットでしょう。

高額買取に期待できる

車をオークションで売却するメリットとして、高額買取に期待できる点も挙げられます。

買取業者に売却する方法だと、オートオークションの価格相場を踏まえて買取価格を決めます。その際、出品手数料や利益分なども含めた価格で算出されることがほとんどです。

しかし、オークションの場合は買取業者を挟まず直接売買するので、このような中間手数料がかかりません。その分高く車を売買できます。

また、入札した人は出品した車を求めているので、市場相場よりも高値で売買できるケースも多いです。入札希望者が多ければ、価格競争によって車の売却価格が吊り上がる可能性もあります。

価格交渉する手間を省ける

価格交渉する手間を省ける点も、車をオークションで売却するメリットの1つです。

車を買取業者で売る場合は、査定時に様々な価格交渉がおこなえます。多くの車買取業者は利益を上げられるよう、初回はやや低めの見積もり金額を提示していることが多いので、高く売るには価格交渉が大切です。

ただ、価格交渉が苦手で納得できない金額で車を売却してしまう人もいるでしょう。また、価格交渉をおこなっても応じてくれないケースも珍しくありません。

しかし、オークションなら入札金額で売買するので、話し合いの場を設ける必要がなく、価格交渉なしで手続きを進められます。また、最低入札額を決めたうえで出品をおこなう仕組み上、売却金額に納得できないこともないでしょう。

車をオークションで売却するデメリット

車をオークションで売却するデメリットをまとめると、主に以下の4つです。

買い手が見つからない可能性がある

車をオークションで売却するデメリットは、買い手が見つからない可能性がある点です。

オークションでは最低落札金額を設定したうえで出品をおこなうので、納得できる金額で売却できるメリットがある反面、入札最低ラインによってはなかなか入札者が現れないこともあります。

特に、出品数が多い車種や古くて多走行の車は、最低金額に達しないケースが増える傾向が強いです。最低金額以下で落札したあとに商談しても、成功する確率は低いでしょう。

そのため、「すぐ車を手放したい」「確実に車を売りたい」といった場合は、オークションで車を売却するのに向いていません。

売るまでに時間がかかりやすい

売るまでに時間がかかりやすい点も、車をオークションで売却するデメリットです。

オークションは仕組み上、買い手が見つかるまで売却できません。そのため、査定価格で売却できる買取業者と比べて、売るまでに時間がかかりやすい傾向にあります。

実際、オークションは出品や売却手続きなどをおこなう必要があり、売るまでに早くても1週間前後かかります対する買取業者は、最短だと即日で売買手続きが可能です。

少ない時間で車を売却したい人は、オークションより買取業者の方が向いているでしょう。

買い手とのトラブルに発展する可能性がある

車をオークションで売却するデメリットとして、買い手とのトラブルに発展する可能性がある点も挙げられます。

よくあるのが、車の状態不備です。売却後に気付かなかった傷や凹み、事故歴などが見つかった場合、落札者からクレームを受けることがあります。保証期間内であれば、車の不備は出品者がクレーム対応をしなければなりません。

また、買い手が購入後に名義変更をおこなわないまま交通事故や違反行為をして、出品者側に責任を問われるトラブルも起こり得ます。

買取業者であれば、査定時にスタッフが細かく車をチェックするほか、売却手続きを代行して進めてくれるので、トラブルに発展する可能性が低いです。

オークションはトラブルに発展するリスクがあることを念頭に置きながら、未然に防止できるよう、車の状態を漏れなく記載したり買い手とコミュニケーションを取ったりしておきましょう。

手数料がかかるケースがある

車をオークションで売却するときに、手数料がかかるケースがある点もデメリットです。

利用するサービスによって発生する手数料は異なりますが、たとえば出品手数料や落札手数料、キャンセル料、会員登録費用などが挙げられます。オートオークションに出品する場合は、依頼料や成約料がかかるケースもあります。

オークションは買取業者より高く売れやすいものの、手数料を踏まえるとかえって損をしてしまう可能性も考えられます。売却するまでに手数料がどのくらいかかるのかを把握したうえで、利用するオークションサービスを決めましょう。

車売却のオークションはどんな人におすすめ?

ここでは、メリットとデメリットを踏まえて、車をオークションで売却するのはどんな人におすすめなのか解説します。

自分が車売却のオークションに向いているのか不向きなのか確認したうえで、利用するか判断してみてくださいね。

車オークションが向いている人

車をオークションで売却するのは、以下のような人におすすめできます。

向いている人の特徴

・価格交渉や電話対応が苦手な人
・車を高く売りたい人
・納得できる金額で車を売却したい人

オークション出品で車を売却する最大のメリットは、価格交渉が基本的に不要かつ電話対応が少ない点です。そのため、価格交渉や電話対応が苦手な人は車をオークションで売ることをおすすめします。

また、様々な中間手数料をカットできるオークションは、車を高く売りたい人にも適しています。最低入札金額を設定して出品できるので、時間をかけてでも納得できる金額で売りたい場合にもおすすめです。

車オークションが不向きな人

一方で、以下のような人は車をオークションで売却するのは避けた方がいいでしょう。

不向きな人の特徴

・今すぐ車を売りたい人
・一定期間内までに車を確実に売りたい人
・手軽に車を売りたい人
・安心安全に車を売りたい人

特に、「今すぐ車を売りたい」「一定期間内までに車を確実に売りたい」という人は、オークションを避けるべきです。買い手が見つからないと売却できないので、車を売るタイミングを自分で決められません

また、オークションは出品から売却手続きまでおこなう必要があり、売るまでに手間や時間がかかります。売却後もトラブルに発展する可能性もあるので、手軽かつ安心安全に車を売りたい人もオークションは避けることをおすすめします。

車をオークションで売却する手順

今回は、車一括査定のオークションサービス「ユーカーパック」での流れを例に紹介します。

  1. 無料査定に申し込む
  2. 査定に関する案内を受ける
  3. 出品準備をする
  4. 売却を承認する
  5. 書類を準備する
  6. お車の引き渡し

売却時に必要書類に不備があると、車を売れなくなるかもしれません。スムーズにオークションで車を売れるよう、以下の必要書類を事前に用意しておきましょう。

普通車の必要書類

・自動車検査証(車検証)
・自賠責保険証明書
・自動車納税証明書
・実印・印鑑登録証明書
・委任状・譲渡証明書
・自動車リサイクル券

軽自動車の必要書類

・自動車検査証(車検証)
・自賠責保険証明書
・軽自動車納税証明書
・認印
・申請依頼書・譲渡証明書
・自動車リサイクル券

▼以下の記事では、通常の車買取の流れや、必要書類について、より詳しく解説しています。

車買取の流れについての記事では、通常の車買取業者での事例を基に、オークションとは異なる買取の流れを解説しています。

車売却の必要書類についての記事では、各書類の再発行方法も解説しています。

ぜひ併せてチェックしてみてください。

車をオークションで売却するなら代行サービスがおすすめ!

車をオークションで売却するなら、代行サービスを利用するのがおすすめです。

オークション代行サービスを利用すれば、車の見積もり査定から出品手続き、引き渡し作業などを全て買取業者側に任せられます。また、買い手とのやり取りも専門スタッフが代行してくれるので、トラブルの未然防止にもつながるでしょう。

車のオークション代行サービスは様々ありますが、中でもおすすめは以下の5社です。

サービス名特徴手数料(税込)
楽天Car車買取・最低希望落札価格未満なら
無料で辞退できる
・成約時に楽天ポイントがもらえる
・成約手数料:22,000円
・キャンセル:検査前日までは0円、
検査後は10,000円
ユーカーパック・手数料が完全無料
・電話や査定の連絡が1社からのみ
なし
カーオーク
ション.JP
・金額保証出品プランなら
未成約時の料金0円
【金額保証出品プラン】
・出品代行手数料:お問い合わせください
・成約料:9,900円~
・出品料:8,800円~
・陸送料:11,000円/台から
※未成約時は全て0円

【通常出品プラン】
・出品代行手数料:38,280円~
・成約料:9,900円~
・出品料:8,800円~
・陸送料:11,000円/台から
セルカ・連絡は担当営業者からのみ
・独自の流通フローで
高額買取に期待できる
成約手数料:33,000円
オークサポート・消費税を受け取れる
・取引明細を全て確認できる
・代行手数料:33,000円
・出品料:12,100円
・成約手数料:12,100円
・陸送料:場所によって異なる

利用する代行サービスによっては成約料や出品費といった手数料がかかるものの、個人で売るより少ない手間でオークションに出品できます。中には独自のオークション会場を用意しており、より高額買取を狙えます。

車をオークションで売る場合は、ぜひ代行サービスを利用してみてくださいね。

オークションで車を高く売るポイント

オークションで車を高く売るポイントをまとめると、主に以下の3つです。

中古車需要が高まる直前に売る

オークションで車を高く売る場合は、中古車需要が高まる直前に売却しましょう

中古車需要が高い時期は車が売れやすいので、需要が高まる直前は多くの買取業者が在庫確保に向けて動いており、市場相場より高値で売れる可能性があります。

車を売るおすすめの時期は、1~3月です。4月は新生活をスタートさせる人が多く、中古車需要が最も高まる時期とされているので、直前の1~3月は高額買取に期待できます。

逆に、需要が落ち込む年末などは、車をオークションで売るのを避けた方がいいでしょう。

▼以下の記事では車を買取に出すおすすめの時期を解説しています。

1~3月以外にも高価買取が期待できる月やタイミングも解説しているので、ぜひご一読ください。

純正パーツを用意する

オークションで車を高く売るポイントとして、純正パーツを用意することも挙げられます

メーカーが提供している純正パーツは後付けができないので希少価値が高く、オプションがついていない同車と比べても高値で取引されるケースが多いです。

普段使用していない純正パーツがある場合は、オークションに出品する前までに取り付けるか一緒に販売するなどして、車の価値を高めましょう。

ただし、どの車でも後付けできる社外オプションは価値が低く、高額買取はあまり見込めません。個性的なパーツだとかえって価値を下げてしまう恐れがあるので、オークションまでに取り外しを検討しましょう。

車をきれいにする

車をきれいにすることも、オークションで車を高く売るポイントの1つです。

人気が高い車であっても、外装やインテリアに目立った汚れがあると、オークションで買い手が見つからない可能性が高まります。きれいにしておけば、市場相場に近い価格で売却しやすくなるでしょう。

また、車内の匂い対策も重要です。車の買取では異臭があるとかなりの減点対象となるほど査定価格への関連性が強いので、オークションの出品時に消臭すると落札金額にも良い影響を与えるかもしれません。

車をオークションで売却するときのよくある質問

ここでは、車をオークションで売却するときのよくある質問をまとめています

中古車のオークション相場の調べ方は?

オークションで売却したい車の相場は、実際の出品価格を確認して調べるといいでしょう。

調べるときは、なるべく売却する車に近い条件の出品価格をチェックするのがおすすめです。車種やグレード、走行距離などの条件が同じであるほど、オークション相場を把握しやすくなります。

また、現在出品中の車ではなく、売却済みの車を調べることも重要です。すでに売れている車の出品価格を参考に入札金額を設定すれば、売れる可能性が高まるでしょう。

▼以下の記事では車の買取相場の調べ方を複数解説しています。

出品価格以外からも相場を手軽に調べられるので、気になる方はチェックしてみてください。

車売却は買取とオークションのどっちが良い?

車を売却するうえで、買取とオークションのどっちがいいかどうかは人それぞれです。

時間をかけてでも納得できる金額で車を売りたい場合は、オークションの方がいいでしょう。電話対応が少なく、価格交渉も不要なので、対人コミュニケーションが苦手な人におすすめです。

対して、買取はなるべく早く、そして確実に車を売りたい人に向いています。専門スタッフが査定や売買手続きを代行してくれるので、手間なく安心安全に車を売りたいときの買取がおすすめです。

▼以下の記事では車買取おすすめ業者を複数紹介しています。

なるべく確実かつ手軽に愛車を売却したい方におすすめなので、ぜひ併せてご覧ください。

車のオークションが安い理由は?

オークションサービスで車を安く購入できる理由は、本体価格でのみ販売されているからです。

買取業者などを介さずに直接売買するので、修繕費や人件費といった中間手数料がかかりません。様々な手数料を差し引いて、一般販売価格より10~30%程度安く購入できます。

車のオークションで「流れる」とはどういう意味?

車のオークションで使われる「流れる」とは、出品した車の商談が不成立となってセリが流れる状況のことです。

期日までに最低落札価格に届かなかったり、そもそも入札がなかったりするシーンで使われます。「流れる」以外にも、「流札」と言われることもあります。

オークションで車を売ったお金に税金はかかる?

オークションで車を売ったときに得たお金は、基本的に税金がかかりません

通勤や買い物、送り迎えといった普段使いで使用している車は生活用動産に該当するので、売却金が非課税となります。

ただ、業務/レジャー専用車やスポーツカーなど生活用動産として認められない場合は、譲渡所得として税金がかかる可能性があります。また、利益目的で車を売ったときは事業所得となるので、確定申告が必要です。

▼以下の記事では車の売却に関わる税金について解説しています。

車の売却で支払う可能性がある税金や、課税されるケースをより詳しく解説しているので、ぜひ併せてチェックしてみて

まとめ

今回は、車をオークションで売却するメリットやデメリット、出品方法などについて解説しました。

オートオークションは代行しない限り一般人が利用できませんが、Yahoo!オークションやクルマクションなどのフリマサイトを活用すれば、個人でもオークションで車を売却できます。

オークションで車を売ると「高額買取に期待できる」「電話対応や価格交渉が少ない」といったメリットがある一方で、売るまでに時間がかかったりトラブルに発展する可能性があったりと様々なデメリットも見られます。

メリットとデメリットを踏まえたうえで、オークションで車を売却するかどうか決めてみてくださいね。